前回からの続きで・・・
タービン交換して行きます。
見積りの段階では、すんなり外せるかと思っていましたが、思ったより手間取りました。
エンジンルーム上から・・・
下から・・・
外れました。
途中の写真は・・・
ここでタービン不具合での重要なチェック事項が・・・
オイルの配管です。
エンジン本体から、ここにオイルが入って来ます。
ここから出てタービンに送られます。
ここで分かりましたか?
入口側アップ写真
出口側アップ写真・・・
入り口側はオイルで濡れてる感じですが・・・
出口側はガサガサにスラッジが付いています。
配管内が詰まりを起こしオイルが通らなくなっていました。
人間でいう血管内にドロドロになった血液(コレステロール)が内側にこびり付き、だんだんに詰まるのと一緒です。
オイルのメンテナンスが悪く汚れの溜まった汚いオイルが循環して今回の故障が発生しました。
順番的には・・・
①エンジンオイルメンテナンスが悪くオイルの配管につまりが発生。
②詰まった配管からオイルが供給されないのでタービンが潤滑出来ず焼き付き。
③焼き付きを起こしタービンシャフト部が破損してガタガタになり、異音とタービンの羽根が羽織人具を削って鉄粉が出る。
こんな感じです。
結構地味な作業の繰り返しで物凄く時間が掛かりましたが、完成しました。
試乗チェックでエンジン本体にも影響は出ていない様です。
結構走行の多い車両でしたが、この後元気に走り続けてくれればと思います。
有難うございました。
株式会社ベル自動車工業ホームページ