
H25年式のフィアットパンダ(ABA-13909)イージーです。
今回の症状はドライブやバックに入りにくい時が有ったり・・・
バックに入れる時にギヤなりする時が有ったり・・・
エンジンの振動が有ったり・・・
です。

ちなみに・・・
メーター内のトランスミッション警告灯は点灯していません。
症状内容と車を実際に診て必要な修理が想定出来ました。

なので・・・
部品も準備が出来たので・・・
トランスミッション&デュアロジックユニットを取り外す為の作業を進めて行きます。
写真の黄色〇部分が一枚目の写真と比べると部品が外されています。

黄色の部分がこれから外すトランスミッションで・・・
赤い部分がデュアロジックユニットです。

エンジンルーム下側から見ると、こんな感じです。

黄色い部分がデュアロジックユニットを外した所で・・・
外したデュアロジックユニットは
撮り忘れました。

トランスミッションは足廻り一部も外さないと作業が出来ません。

ミッションオイルは同時に交換もするので・・・
抜きます。

点線部分にトランスミッションが合わさって付いていました。
ここから今回の主原因の修理に入ります。

不具合は印をして分かりづらくなっていますが・・・
各丸の中心がずれてしまっています。
これが影響していました。

先程の部品の左側は隙間が大きく・・・

右側は狭くなっています。
中心がずれているからです。
不具合について詳しく説明をしても難しいかも知れないので、簡単に説明すると・・・
エンジンの回転をトランスミッションに伝えたり切ったりするのが役目なのですが、ずれている事によりこの役目が正確に果たせなくなっています。

更に分解した所です。
黄色矢印は上で説明した部分で・・・
赤い部分が不具合の張本人です。

ここにボールベアリングが組み込まれていますが破損して、中心がずれています。

フライホイールに新しいクラッチを組付けました。
これで問題の有った中心は正常に戻っています。

デュアロジックユニットに付いているオイルタンクです。
真っ黒に汚れたオイルが入っていました。
撮り忘れ・・・
捨てた後のちょこっと残った汚いオイルの写真です。
結構汚れていたので、今までに交換は一度有ったか無かった感じです。
オイルを余計に使って、循環させながらフラッシングも実施しました。

途中写真は・・・
組み付いています。
これで完成では有りません。

フィアットを診断する為の、診断機をつないで車のコンピューターに通信させています。
この車のデュアロジックシステムの中の一つに制御をする為のコンピューターが有ります。
コンピューターは、まだ修理をされた事を認識しいません。
今回の作業の中にクラッチ交換が有りますので、車にクラッチを交換しましたよと、教えてあげます。
その後にデュアロジックのキャリブレーション・・・???
ギヤやクラッチの位置などを再度覚え直す勉強と・・・
クラッチキャリブレーション・・・???
クラッチを換えるとつながるポイントが変わるので、再度覚え直します。
これで車は新しいクラッチに合わせて調子良く走れる様になります。
ベル自動車では、今回の様な修理・メンテナンスだけでなく色々と対応しています。
購入後の事も考えて・・・
是非当社の中古車も、ご検討頂得れば幸いです。
ちなみに今回の車両は、元気になって販売中です。
高額メンテナンス済みなので、その分を計算して頂くと大変お買い得車となっています。
株式会社ベル自動車工業ホームページ
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