
エンジンよりガラガラ音がするプジョー308の修理入庫です。
いつもの様に???急に始まっていますが・・・
ターボの配管内の写真です。
異音の場所はエンジンを掛けて直ぐに分かる感じでタービンより異音が出ていました。
点検を進める為に配管から外し始めて・・・
あぁ~
ですよね・・・
と言う感じに鉄粉がいっぱい付いていました。

黒いパイプ内が白っぽくなっているのは、タービン部分で削られたアルミ紛です。
粒子がすごく細かいですが・・・

こちらを見ると・・・

まあまあ荒い物が・・・

こちらは・・・
余りと言うか殆ど無く・・・

インタークーラーを外して点検と掃除の為に・・・

入り口側には大量に鉄粉が入っています。

出口側には???
殆ど無い???

パーツクリーナーを注入し洗浄開始です。
注)大量に鉄粉が入っていたので交換をしたかったのですが、トータルの費用を考えると現実的ではない修理費用になってしまうので、100%は無理かと思いますが出来る限りキレイに洗浄する事に。

数回洗浄した後に排出した洗浄液ですが、こんなに鉄粉が出て来ます。
ちょっと厳しいなと思いつつ・・・
嫌になるくらい繰り返し洗浄液を入れては振って流してエアーで飛ばしての繰り返しで・・・

ほぼキレイになった事にしました。
ちなみに、なぜインタークーラーの出口側にほとんど鉄粉が無かったかと言うと・・・
構造に理由と故障が良い方に転がっていました。
インタークーラーの入り口と出口が上部に隣り合わせに有ります。
流れ的にタービンで圧縮された空気が入り口(右)から入りクーラーチューブ右半分を通り下部のタンクに行きます。
下部タンクでUターンしてクーラーチューブ左半分を通って出口側からスロットルバルブの方へ出て行きます。
この時タービンの破損でオイル漏れを起こしていたので空気と一緒にオイルも回っていました。
インタークーラー内に沢山のオイルが溜まっていたので、ここに鉄粉が吸着して出口側には殆ど出てこなかった用です。
フィルターの役目をしてくれた感じです。

スロットルバルブ手前の配管に

スロットルバルブを点検しましたが、共に殆ど鉄粉が回っていませんでした。
ほんの少しは有りますが・・・
疲れたので今回はここまでで・・・
結構な費用と手間が掛かる修理ですが、そんな中にもラッキーが有ったお話でした。
株式会社ベル自動車工業ホームページ
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