今回ラムバンは高速道路で、いきなり?水蒸気がエンジンルームより上がって来て路肩で車を止めたとの事でご連絡が有りました。
夕方の混雑時でしたが、安全に車を停止する事が出来た様でした。
お客様加入の保険のロードサービスにて当社まで搬送して頂きました。
エンジンルームからの水蒸気が上がったとの事なので、この中のどこかに原因が・・・
オーバーヒートで大事になっていなければと・・・
入庫時には冷却水が半分近く無くなっている状況でした。
エンジンは問題無く?掛かって動くので、水を入れて様子を診ます。
よく見ると・・・・
こんな所が有り・・・・・・
エンジンを回すと・・・・・・・
噴水の様に冷却水がパンクしたホースより出て来ました。
冷却水温が上がって冷却系に圧力が掛かっている時は、こんなカワイイ感じではなく何メートルも飛ぶほど勢いよく噴出します。
ホースは経年劣化でパンクした様です。
ここのホースはチョット?厄介な所で・・・
リヤ用ヒーターユニットへ行くホースです。
エンジンルームから・・・
車両フロアーしたを通って・・・・
室内へ上がって行き・・・・・
内張内を通って・・・・・・・・
室内一番後ろの角に有るヒーターユニットまで一本でつながっています。
修理方法は普通に交換と、費用を掛けずに乗れる様にするのだとパンクした部分をカットして新しいホースをジョイントでつなぎ治す方法も有るのですが・・・・
お客様との相談の上、他の部分が今後パンクしてもつまらないので全交換に決まり・・・
ついでなのでリヤへ行くホースの行って帰って来る二本が有るので日本ともに交換する事に・・・
この二本ここからフロアー下へ通って行きます。
エンジン・ミッションの脇を通り・・・・
フロアー下の所に開いた穴より室内へ上がって行きます。
ヒーター用の他にエアコンガス用のホースも二本通っています。
セカンドシート脇の内張内に上がって来たホースを・・・
リヤへ引いて来て・・・
バックドア脇に有るユニットに・・・
古いホースは外し新しいホースへ・・・
国内メーカーのホースを20m用意したのでここからエンジンまでの長く険しい旅が・・・
今回2mか20mのどちらかしかでしか供給が無かったので・・・
想定としては1本5mから6mかと思っていたので結構余分が出るなと・・・・
結果外したホースは車の全長より長い5.5mくらい有りました。
この作業難しくはないのですが、面倒で時間も掛るので大変です。
エンジン側のつながる部分のジョイントは良い状態では無かったのですが、そこも交換すると・・・
その先のホースも交換が必要になり・・・
またその先の接続先もと・・・・
どんどん交換部品と作業が広がっていくので、ほどほどにと言う事で・・・
交換したホースの先はそのまま再使用です。
ただ、ここがいつかダメになり修理が必要になった時の為に、今回交換したホースは余裕を持たせて長めにしました。
次回修理時にホース先端をカットしてつなぎ治す余裕を持たせました。
長く維持していく為の一工夫です。
いつもご依頼頂き有難うございます。
☆注意☆
今回のお客様の様に高速道路で停止しなければならない時は、安全を確保出来る場所で待機が必要です。
ケースバイケースですが・・・
車から降りてガードレールの外へ・・・
尚且つ止めている車両より後方へ・・・
もし停車している車が追突された場合に前に居ると引かれてしまう事も有ります。
その時の場所や状況に応じて最も安全な所を探して待機して下さい。
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