以前より相談を頂いていたアルファードですが、試乗チェックしても再現せず実際にお客様が乗られている時も極稀に出る症状で車検やその他の作業時に診させて頂いていました。
始めの頃は一時間くらい走行や高速を走った後に、減速中の止まる直前にエンストするとの事でした。
今回は信号待ちなどでエンジンが振動(アイドリングが若干低い)感じと、クリープでの動きが弱かったりハンドルが少し重い症状も有るとの事です。
以前からアイドリングの制御に問題が有りそうですね、と話していたのですが・・・
特に異常も無く・・・
キチンと制御出来ていましたし、エラーコードの入力も無しです。
予算を買掛けたくないとの事だったので、様子見を続けていました。
今回は何かをしてほしいとのご依頼で・・・
アイドリングに関係するスロットル廻りのチェックを。
極端な汚れは無いです。
ちなみに走行距離は14.6万キロで、オイル交換などのメンテナンスは・・・・
使用ガソリンはハイオク仕様ですが・・・
まぁ普通の汚れ方で、もっと汚れているかと思っていましたが・・・
ちなみに2枚目の写真の裏側です。
スロットルの奥にもう一つ・・・
4ポートに分かれています。
ここも汚れは普通です。
こんな感じなので特に分かり易く原因が見えません。
各バルブの動きをチェックしてお掃除して再組付けします。
地味な作業で・・・
この後の写真忘れました。
良い訳です。
汚れの分掃除後は隙間が増え空気が多く流れる様になるので、このままではアイドリングがかなり高くなってしまいます。
これを再学習させて試乗チェックです。
お預かり時エンストはしなかったのですが、アイドリングが低くなりクリープもパワステも重くなった事が有ったのですが、長めの試乗チェックをして症状は出なかったので、今回はここでの納車させて頂きました。
2週間後、今の所快調に乗れているとの事でした。
おそらくスロットルの汚れがたまに引っ掛かってアイドリングを上げたい時に上げれずにエンストしていたのかと・・・
この後も快調に走ってくれる事を祈りつつ・・・
恐らく試乗した感じでは大丈夫でしょう。
H19年 MNH10W アルファード 3.5L V6エンジン の修理でした。
株式会社ベル自動車工業ホームページ